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3大栄養素の脂質について
最終更新: 2020年5月20日
脂質について
三大栄養素の脂質は1グラムあたり9キロカロリーと三大栄養素の中でも最も高いエネルギーを得ることができます。 脂質は水に溶けずにエーテル、クロロホルムなどの有機溶媒に溶ける物質で、炭素、水素、酸素で構成されています。
脂質の役割
脂質は重要なエネルギー源だけでなく、ホルモンや細胞膜、核膜を構成したり、皮下脂肪として、臓器を保護したり、体を寒冷から守ったりする働きもあります。 また、脂溶性ビタミン(ビタミンA・D・E・K)の吸収を促すなど重要な役割を担っています。
脂肪の種類
脂質を構成する主成分は脂肪酸と呼ばれ、大きく分けて「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」に分けられます。
・飽和脂肪酸について
動物性食品に多く含まれ、常温で固体の脂質。摂り過ぎると血液中のLDL-C(悪玉)や中性脂肪を増やし、血液に粘度を出して心疾患のリスクを高める。 【多く含む食品】肉類の脂肪、バター、ラード、生クリーム・ ホイップクリーム、乳製品、チョコレート、 ケーキなど
・不飽和脂肪酸について
植物油や魚油・大豆油などに多く含まれ、主に常温で液体の脂質。 一価不飽和脂肪酸や多価不飽和脂肪酸、トランス脂肪酸が ある。 ・一価不飽和脂肪酸、多価不飽和脂肪酸 血液中の余分な中性脂肪やコレステロールを減らし、血液を サラサラにして血栓を防ぐ。特に青魚の油に多い多価不飽和 脂肪酸は心疾患のリスクを下げるとされている。 【多く含む食品】オリーブオイル、さんま、いわし、さば、 大豆油、紅花油、ごま油 ・トランス脂肪酸 常温で液体の植物油に水素を添加して工業的に製造された脂 質。LDL-C(悪玉)を増やすだけでなく、HDL(善玉) コレステロール(以下HDL-C)を減らし、動脈硬化など による心疾患のリスクを高める。 【多く含む食品】マーガリン、ファットスプレット、ショー トニング、これらを使ったパン・ケーキ・ ファストフードの揚げ物、カップ麺やスナ ック菓子、コーヒークリームなど
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